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真田十勇士
全3巻で完結、豊臣家から徳川家の時代の移り変わりを描いた作品なのですが、そういった堅苦しい物語ではなく忍者の猿飛佐助を中心に男の子なら夢中になれる修行や忍法の話やツワモノの忍び、男の友情。真田家のすごい戦術や策略など面白いしかっこいい物語です!!これをきっかけに歴史に興味も持つ子もいると思います。
夜市
望むものがなんでも手に入る「夜市」ここでは妖怪たちが様々な品物を売っている。主人公の裕司は子どもの時にここで大切なものと引き換えに「野球の才能」を買った。成長した裕司が大切なものを買い戻すために再び「夜市」へ訪れる話。
ジャンル的にはホラーになっているのですが、ホラー小説というよりも世にも奇妙な物語的な小説で妖怪たちも出てきたりで子供でも十分面白い作品です。
もう一つの収録作「風の古道」も独特の雰囲気をもった不思議なお話です。
ジョーカーゲーム
第二次世界大戦ごろ帝国陸軍がD機関というスパイ養成機関という話、物語はフィクションですが「大人なら笑ってしまうくらい」のスパイのすごさが盛り込まれていて男の子なら面白く読めるのではないでしょうか。もちろん架空の話ですが、そこまで鍛えるのか!そこまで気を回すのか!とスパイのすごさに驚きます。小説というよりもアクション漫画のような感じで面白いです。
続編もたくさん出てるので是非読んでみてください。
壬生義士伝
新撰組の話を元に作られた小説です。この作品は人気の沖田総司や土方歳三らの人気の人物ではなく吉村貫一郎という国の家族の仕送りのために新撰組に入隊した出稼ぎ侍が主人公です。
吉村は新撰組で一番強く学問もできる男なのですが、真面目で非常に腰が低くおまけに守銭奴でしかも天然でコミカルなどこから見ても剣術の達人には見えない、そんなちぐはぐで謎の多い吉村の話を新聞記者が新撰組に関係する人物や吉村の事を知る人物にインタビューして行くという設定の小説。
勇ましい話しから笑えるようなエピソード、泣いてしまうほどの感動までしっかり詰め込まれています。
読み応え十分ですがどんどん引き込まれていってしまいます。
海狼伝
瀬戸内海の島で育った笛太郎という主人公が朝鮮から帰ってきた海賊の将軍が自分の血縁であることを聞かされその海賊の下働きをするところから始まり武術の達人や商才の天才、などなかなか個性の強い仲間と旅へ出る話。船戦の迫力、人物たちの楽しいやりとり、笛太郎の成長、男のロマンだと思います。続編の海王伝もあって読み応え十分です。